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働きながら転職活動をすべきか否か~人材紹介会社の活用~

働きながらの転職活動よりも「辞めてから探す方が辛い」

転職先を探している方からよく聞かれます。

「時間がないので辞めてから探そうと思っているのですが実際どうですか?」と。

私は皆さんに言います。「辞めてから探すことは控えてください」と。

モノを購入する時と同じで、需要と供給がマッチしなければ行き先は見つかりません。つまり、どれだけ優秀な人材だろうと「スキルが企業のニーズにマッチしている」「移籍を検討しているタイミングがマッチしている」など、求められている条件を満たすことができなければ自分を企業から買ってもらえないということです。

そして何より、辞めてから就職活動をすると、再就職できないことへの焦りから中途半端な就職活動で終えてしまう(=活動に疲れ妥協する)ことが多々起きているのが現状です。このことから、「辞めてから探すこと」はお勧めしていません。

では、どのように転職活動を成功につなげるのか?

人材紹介会社をうまく活用すること

一人で転職活動を進めることはお勧めしません。なぜなら、自身で転職活動をすると自分の視野でしか物事を考えることができず、転職をしてもまた同じことを繰り返し、無限ループをする可能性が多くあるからです。

例えば、「土日休みであること」を軸にして転職活動を行うことで念願かなったのは良いが、「土日休みとなれたのは良いけど、やりたいことではなかった」という人や、「年収が100万円アップすること」を軸としている人は「年収は上がったのは良いが、休みが取れなくなりました」などを理由として、再就職を検討されます。

では、これらミスマッチはなぜ起こるのか?それは冒頭に記したように、自分の考えだけでしか物事を考えなかったという点に、原因がある可能性があり、短絡的に物事を考えるべきではありません。

転職とは、人生を変える大きな選択です。自分一人で悩むのではなく、他に頼ることをお勧めします。家族や、周りの友人に頼ることも良いですが、 間違いなく頼るべきは転職エージェントでしょう。「休みという軸」「年収という軸」「企業体という軸」転職を選択するうえで優先したいことは当然人によって様々です。

それを整理するのがエージェントであり、あなたにとって最適な提案することが仕事です。転職エージェントは、年間数百件のキャリア相談に乗っていることがほとんどであり、様々な業界の移籍事例を把握しています。自分は10年後にどうありたいと考えているのか、ありのままの自分を話すことでよい提案を受けれる可能性が向上します。

転職エージェントとの相性

経験から言うと、人材紹介会社の大小はそれほど関係なく大事なのは、自分のキャリアを真剣に考えてくれるエージェントに出会えるか?が重要です。

転職関連のブログや本には 、良い提案を受けるために多くの企業への登録やエージェントに相談することと記載があることが見受けられるケースがあります。ですが、私はそれをお勧めしません。

なぜなら、十の企業があれば十社すべて取り扱っている企業は異なります。また、十人のエージェントがいれば十通りの考え方があります。何が言いたいかというと、相談する相手が多くなればなるほど、様々な提案をされ混乱するからです。

実は斯く言う私も、現在は人材業界にいますが、前職は全く違う畑におり、転職する際、どんな提案をされるのだろうかと50名以上のエージェントに接触しました。ですが、一人として全く同じ提案をされることはなく混乱したことを覚えています。あくまで人が扱っている商材であり、そんなものです。

これには正解はありませんが私がお勧めするのは、「自分が移籍したい業界に強い人材紹介会社で、相性の良い人に担当についてもらう」これに尽きるかと思います。

担当してもらったエージェントと「話がかみ合わないな、、」そう思ったのであれば、無理に付き合うことなく素直に「他の担当の方に代わっていただけないでしょうか?」と言うのはありです(業界用語ですが、両面を担当しているエージェントだったら担当変更が難しい場合あり)。

自分の将来設計に真剣に向き合い、将来を鑑みたうえで提案をするのがあるべき姿ではありますが、そういった提案をすることができていないエージェントがいることも事実です。

就職先の選択に向き合うことは当然ですが、担当のエージェントは自分が本当に信頼をおけるエージェントにであるか否かについて最優先に目を見けるべきかもしれません。

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